先日、ビザの申請に必要な「警察証明(無犯罪証明書)」を申請する必要があったので、申請方法とどのくらいの日数がかかったのかを記録しておきます。
警察証明(無犯罪証明書)とは
日本国内に住んでいると警察証明が必要となる機会は滅多にありませんが、海外のではこの警察証明(Police Certificate)を求められることがあります。特にビザ申請時に提出が必要なこの書類は、自分の犯罪経歴を証明する重要な書類です。
渡航証明書、犯罪経歴証明書、無犯罪証明書と呼び方は様々ですが、英語ではPolice CertificateもしくはCriminal record checkが一般的な呼び方です。
日本の警察証明(無犯罪証明書)
私は今までに日本の警察証明を何回か発行し、ニュージーランドのビザ申請時に提出しました。日本国内で発行する場合、管轄先の警視庁まで赴き、指紋採取や本人確認をした後、約2週間後に発行されます。
ただし郵送はできませんので、再度警視庁まで行く必要があり、日本国内での警察証明発行は結構手間がかかります。
参考:警視庁:渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請について(東京)
一時帰国の際に時間があればよいのですが、ニュージーランドのビザ申請の場合、発行されてから6ヶ月以内が有効期間とされるため、警察証明の申請はタイミングをよく考えないといけません。
また、ニュージーランド国内で日本の警察証明を申請する場合、日本大使館に行く必要があります。
私の場合はオークランドの日本大使館が該当するのですが、まず指紋採取をする場所が大使館とは別の場所にありますので、下記のような手順での申請になります。
指定の場所で指紋を採取する(事前予約必須)
採取した指紋の書類を日本大使館まで持ち込み、警察証明発行の書類を提出する
申請後2カ月前後で日本から大使館へ郵送
希望する場合は日本大使館から自宅へ郵送してもらう(事前申請必須)
指紋採取する場所と大使館で別々の場所に行く必要があり、さらに申請から約2カ月もかかってしまうので、毎回かなり面倒だなと感じるのが正直なところです…。
ニュージーランドの警察証明(無犯罪証明書)
では、ニュージーランドの警察証明はどうでしょうか?
今回初めてニュージーランドの警察証明を求められたのですが、ニュージーランドの警察証明(Police Certificate)は全てオンラインで完結します!
ニュージーランドの警察証明の申請方法
ニュージーランドの警察証明を申請する場合、下記のニュージーランド政府のサイトから申請を行います。
Criminal Record Check - New Zealand Government
今回は私自身が個人で警察証明を申請するので、右側の「Indivisual Request」から入りました。
必要なのものは身分証明書とAuthority to Release Formという同意書のような書類の2つのみでした。
ただし、身分証明書として利用できる書類は限られているので、私はニュージーランドの運転免許証を身分証明書として提出しました。(パスポートでも可)
Authority to Release Formは申請するWebサイトにリンクが張られており、そこから該当のPDFを入手して記載しました。
氏名や生年月日の他、過去に居住していた住所などの必須項目をすべて入力し、身分証明書の写真と記入済のリリースフォームをPDFで添付し、10分もかからない程度で申請完了しました!
ニュージーランドの警察証明(無犯罪証明書)が届くまでの日数
申請後に任意のメールアドレスを入力できるので、発行されたら通知がくるように設定もできました。
私は土曜日に申請したのですが、翌週の火曜日に通知メールが来て、警察証明のPDFが添付されたメールを確認できましたので、申請からわずか3日ほどで発行されました!
Webサイトのよくある質問では、「20営業日以内に全ての申請に対応するよう努めているが、90%は1週間以内に発行される」と記載がありましたので、本当にあっという間に警察証明を入手することができました。
日本と違ってオンラインで完結し、指紋採取も必要なかったので、とても楽でした。
日本もせめてオンラインで対応してほしいところです…。
まとめ
上記のように、ニュージーランドの警察証明(無犯罪証明書)は全てオンライン完結で、申請から1週間もかからずに発行することができました。
日本の警察証明は日本国内だと2週間前後、海外からだと2カ月はかかるので、ビザ申請などで必要となった場合は余裕をもって申請することをおすすめします。
なお、申請方法や発行日数は状況によって変更になる場合も十分考えられますので、政府・警視庁の最新情報をよく確認し、自身で責任をもって手続きを行いましょう!
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