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ニュージーランドの絶景ポイント多数!初夏のタウランガで出会う海・山・羊の大自然

今年は例年より早め?11月のニュージーランドで初夏を感じる

早いもので今年もあと2ヶ月ほどとなり、あっという間に11月になりました。

日本と同じく四季があるニュージーランドでは、一般的に9月から11月が春とされるようです。

しかし、2024年の11月に入ったいま、今年は夏が早く来ていると体感しています。特に晴れている日だと日中はかなり日差しが強く、ちょっと外に出るだけでもジリジリと肌が焼かれている感じがします…!


私の住んでいるニュージーランドの北島・ハミルトンでは、20時頃にようやく日が沈み、空がきれいなピンク~紫色になる今日この頃です。

sunset with pink sky, from garden view

個人的にニュージーランドで一番好きな季節は夏なので、北半球の日本が冬を迎える12~2月、南半球で味わえるからっとした暑さの気持ち良い夏が今から待ち遠しいです!


ニュージーランド北島・タウランガへドライブ

そんな夏の兆しを関じる週末、ハミルトンから車で1時間半ほどのタウランガへ行ってきました!前回行ったのはコロナ直前の2020年1月頃だったので、約3-4年ぶりです。


朝9時半頃に自宅を出発。ハミルトンからタウランガに行くまでの道は山を何個か越えていくので、アップダウンとくねくねしたカーブが多い道中でしたが、ニュージーランドならではの雄大な自然と広い空、そして羊や牛に出会えるドライブに早くも心が躍ります。



ニュージーランドの有料道路・Toll Roads (Tolls)

ちなみにタウランガ周辺にはToll Roadsと呼ばれる有料の道路があり、無料の道路で行くよりも若干ショートカットが可能です。


今回は初めてこのToll Roads経由でタウランガ市内に向かいました。

Toll Roadsの場所はGoogle Mapにも表記がありますし、有料のエリアが始まるちょっと前くらいの場所に写真のような看板での注意書きも見られます。

toll road sign with yellow text on blue background, non payment is an offence

ニュージーランドでの通常の路上表記は青地に白がよく見られる形ですが、このToll Roadsに関しては青地に黄色の文字だったので区別がつきやすくわかりやすかったです。


日本の高速道路にあるETCと似たような感じでしょうか。

車両の大きさと場所によって通行料が変わりますので、NZTAの公式Webサイトを事前に確認することをおすすめします。


NZTA: Tolls and fees Toll Roadsの入り口には無人のカメラが設置されており、そのポイントで車のナンバーの写真を撮られて記録されているようです。


アカウントを持っていれば事前に支払いも可能とのこと。

アカウントがない場合、Tollsを通過後5営業日以内にオンラインで支払います。

私たちは今回、4.2ドルの請求でした。

通行料金の支払いインターフェイスのスクリーンショット。過去の通行料金が表示されており、合計4.20ドルを支払う必要がある。
ニュージーランドの有料道路・Tollsのオンライン支払い画面

 

おしゃれなカフェとビーチが拡がる海沿いの街・タウランガ

11時ちょっと過ぎにタウランガの市内に到着しました。


が、ビーチと目当てのマウント・マウンガヌイ(マウンガウイ山)周辺は駐車スペースの空きがほとんどなく、路上駐車でいっぱいでなかなか車を停められず。


3週くらい根気よく回って、ようやく住宅街の方にある公共の駐車スペースを確保できましたが、ビーチ沿いのメインエリアはそこまで道も広くないので、車で来る場合は朝9~10時までには到着していないと厳しそうです…。


ハミルトンやロトルアでは大きなツアーバスや団体旅行客をよく見かけますが、絶景スポットが広がる海沿いの街・タウランガではあまり見かけないのは、この駐車スぺースに限りがあるのが原因なのかなあと思いました。


まだ11月で、初夏(春の終わり?)とは言え水着でビーチを楽しむローカルのキウイたちを沢山見かけましたが、海に入っている人は少な目の様子。

seagulls on the beach, blue sea with boats

水温が17度くらいだったみたいで、さすがに泳ぐのにはまだちょっと早いのかも。


今回、私たちの目的はマウント・マウンガヌイだったので、久しぶりに見る真っ青な海を目で楽しみながら早速山に向かいました。

Mount Maunganui with blue sky background, beautiful beach side in summer and trail
 

子どもからお年寄りまで幅広い人に愛される海沿いの山、マウント・マウンガヌイ


マウント・マウンガヌイはタウランガの街のビーチ沿い先端に位置する、標高約232mの山です。

標高だけ聞くと割と低めの山なのかな、という感じがしますが、実際に外から山を見ると結構な急斜が続く山道なことがわかります。

steep trail on mountain
マウント・マウンガヌイの登山道。かなりの急斜面

私はスニーカーと半そでのTシャツ・ショーパンという服装でしたが、ランニングウェアを来たスポーティーな格好の人や、暑すぎたのか上半身裸でサングラスとハーフパンツのみの男性、歩きやすい靴と街歩き用のおしゃれな服装の観光客をはじめ、背中に赤ちゃんを背負って登っていくアクティブなママさんなど、みんなかなりラフな格好です。


とは言え、頂上までの道は急斜面が多く、砂利道が続きます。

転落防止の柵も少ないので、足元に気を付けて進んでいきました。(でも何回かつるっと滑りました。笑)


登りはじめて割とすぐにニュージーランドの絶景が広がります!

A serene coastal view with a bench overlooking a bay, under a partly cloudy sky.

天候にも恵まれ、からっとした初夏の暑さの中、視界が開けた山頂へと続く道のすぐ横には青い海と白いビーチ。

青い海、空、うっすらと浮かぶ雲。ニュージーランド・タウランガのマウントマウンガヌイからの景色
マウント・マウンガヌイ山道から見えるニュージーランドの青い海と空

この広い海と空、山を同時に楽しめるのは、数あるニュージーランドの絶景スポットの中でも特徴的で特におすすめできるポイントです。


途中、マオリの壁面アートのような建物もあり、ニュージーランドらしい力強く大胆なアートも楽しめます。

青空と雲が頭上に広がる円筒形の建造物に描かれた鮮やかなニュージーランド・マオリ族のアート壁画。

初夏のマウント・マウンガヌイ登山に必要なもの

服装はラフなものでも大丈夫ですが、個人的にこれだけは用意しておいた方がよいものをまとめておきます。


  • 日焼け止め…ニュージーランドは初夏といえど日差しがかなり強め。顔だけでなく耳の後ろ、首周りはもちろん、腕や足など体中にしっかりと塗ることを忘れずに! 私は日本でまとめ買いした雪肌精の日焼け止めをよく使っています。 塗った後に顔が白くならず、べたつかないさらっとしたテクスチャーでおすすめです! 参考:雪肌精ウォータープルーフ日焼け止めジェル SPF50+/PA++++

    Hand holding a blue bottle of SEKKISEI sunscreen with SPF50+ against a plain background.
  • 水…日本と違って手軽に安く飲料水を手に入れることが出来るコンビニもなく、マウント・マウンガヌイの山中にも自動販売機などはありませんので、水分補給のためにもペットボトルの水は多めに持っていくことをおすすめします。

  • 歩きやすい靴…履きなれた歩きやすい靴、特に砂利道でも滑りにくいような地面をしっかりつかめるランニングシューズがおすすめです。スニーカーだと小石で滑りやすかったです。ビーチもすぐ隣にあるので、ビーチサンダルを一緒に持ってくるとなお良し。 あとはサングラスやタオルなどあれば良いと思います!


 

ニュージーランドの観光スポット、マウント・マウンガヌイ山頂へ


マウント・マウンガヌイの山頂を目指す道は何種類かあり、山の周りをぐるっと囲む形でいくつかのルートが色分けされています。

私たちは登りは青いルートを選びました。他のルートよりちょっと遠回りで長い距離になりますが、階段は少なめ。


普段家で引きこもって仕事をしているため、体力が落ちているとは自覚していたのですが、久しぶりのマウント・マウンガヌイはかなーりキツかったです…。


山頂にたどり着けないんじゃないかと途中諦めかけましたが笑、木陰や途中にあるベンチで小休憩を挟みつつ、なんとか山頂までたどり着きました!


マウント・マウンガヌイ山頂にあるこの道、両端に海と空が広がり、ニュージーランドの絶景を360度味わえます。風も気持ち良い~!



ラッキーなことに、山頂ではパラグライダーをやっている人も発見!

間近でふわふわと自由に空と風を楽しむパラグライダー、めちゃくちゃかっこよくて楽しそうです。

澄み切った青空の下、緑豊かな風景の上を飛ぶパラグライダー。

タウランガの街は細長い形をしているので、街を中心として左右に真っ青な海と空が広がっています。そんなニュージーランドの絶景を空から楽しめるのは羨ましい…!


地上にはこれから飛ぼうとしている人もいて、風の向きや強さによってなかなか飛び立てるタイミングが難しそうでした。


周りが海に囲まれているので、急斜面から飛び立つのはすごく勇気がいると思いますが、無事このお兄さんも成功していることを祈ります!


 

マウント・マウンガヌイの山頂から見る、ニュージーランドの絶景

山頂はベンチとLook Out(絶景スポットが見えるポイントのような場所、柵で囲まれています)があり、眼下には青い海と真っ白なビーチ、特徴的な形のタウランガの街が広がります。

晴れた空の下、砂浜、青い海、小さな島がある湾曲した海岸線のニュージーランド・タウランガ、マウントマウンガヌイからの写真。
マウントマウンガヌイから見えるニュージーランドの絶景

両側に木々が生い茂り、澄み切った青空が広がるビーチへと続く小道。

空も広くて、見上げると流れる雲が近くも感じ、雄大な自然が広がるニュージーランドの絶景を見ながらあきらめずに登ってきて本当に良かったと達成感をしみじみ嚙み締めました。


真夏だと逆に暑すぎるので、マウント・マウンガヌイを楽しむなら初夏のこの時期がベストなのではと思います。(前回は1月の真夏に行ったので、汗だくだった記憶が…)


あまり鳥には詳しくないので、何と呼ばれる種類なのか分かりませんが、日本では見ないような鳥もちらほら見れました。


 

海と山と羊。ニュージーランドならではの絶景が広がる

下りは違うルートで、どの色か忘れてしまいましたが、行きよりは距離が短めのショートカットができる分階段が多い道でした。

下りなら楽かもと思いきや、階段は結構膝に来ます。斜面も急なので途中から膝が笑ってカクカクしました。笑

ちょっとした森みたいなルートもあり、木陰で涼みながら無事山を下りていきます。

晴れ渡った空の下、森の中で距離を示す木製の方向指示標。

行きの道は開けた場所が多く、眼下に広がる海を楽しみましたが、帰りはよりニュージーランドらしい絶景を楽しめました!

というのも、このマウント・マウンガヌイでは羊が放牧されており、山道に普通に羊がいます。笑

海に近い木陰の牧草地で、木とフェンスに囲まれて休む羊たち。

青い海を背景に山の上でのんびり横たわる羊たち、なんともニュージーランドらしい絶景スポットだと思いませんか?



ニュージーランドといえば羊!

ニュージーランドの子羊の出産シーズンは7月下旬から9月までらしいのですが、11月のマウント・マウンガヌイではまだ子ヒツジくらいのちっちゃい子も混じっており、とてもかわいかったです。


人慣れしているのか、かなり至近距離に近づいてくる羊もいました。


かといって誰も羊に触ろうとしたり故意に近づきすぎる人はいないところが、自然にあるものに手を加えすぎず、あるがままの姿を尊重するニュージーランドらしいなとも思いました。

 

美しい自然と共存するニュージーランドを旅するなら知っておきたい、Tiaki Promise

ニュージーランドではTiaki(ティアキ)Promiseという3つの約束があります。

この約束では、ニュージーランドはtāonga(タオンガ)・日本語でいう宝物と捉え、この土地に住む人とニュージーランドを訪れるすべての人が守るべき事項として次の3つを掲げています。


  1. CARE FOR LAND, SEA AND NATURE, TREADING LIGHTLY AND LEAVING NO TRACE - 土地、海、自然を大切にし、軽く踏みしめ、痕跡を残さない。
  2. TRAVEL SAFELY, SHOWING CARE AND CONSIDERATION FOR ALL - すべての人に思いやりと配慮を示しながら、安全に旅をする。
  3. RESPECT CULTURE, TRAVELLING WITH AN OPEN HEART AND MIND - 文化を尊重し、心を開いて旅をする。

これらのTiaki Promiseを守ることで、ニュージーランドの美しい自然と生き物たち、そしてこの土地に住む人々の地域社会を守っていくコミットメントを表します。


特に1つめの「土地、海、自然を大切にし、軽く踏みしめ、痕跡を残さない」という一文が非常にシンプルながらも的を得ていて、かつ分かりやすい約束だなと思いました。

心を動かす美しい自然。


ニュージーランドを訪れ、「軽く踏みしめる」ことでより体験として思い出深いものにしつつ、「痕跡を残さない」というのが自然に対するリスペクトとして素敵な考え方ですよね。


一人一人が自然と共存していくために心掛けることで、ニュージーランドの絶景がこの先も守られていくと思います。

両側に緑の葉が茂り、澄み切った青空が広がるビーチへと続く小道。
マウント・マウンガヌイから見えるタウランガの街とビーチ

Tiaki Promiseについては下記のサイトで全文が提示されていますので、ニュージーランドを訪れる際はぜひ一度目を通してみてください!




















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