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ニュージーランドで個人事業主としてGSTに登録する


GSTとは、いわゆる消費税のことです。

2024年現在ニュージーランドの消費税率は15%となっていますが、課税対象となる活動を行っていて、過去12か月間の売上高が60,000ドルを超える個人事業主の場合は、このGSTにも登録が必要です。



60,000ドル未満の場合は義務ではなく任意となります。


私はニュージーランドでの個人事業主としての活動は今回が初めてだったのですが、日本で開業した際の年間売上や、GSTに登録するメリットも踏まえて、ニュージーランドでの開業1年目からGSTに登録しました。



●ニュージーランドで個人事業主としてGSTに登録するメリット

ニュージーランドで個人事業主としてGSTに登録メリットとしては、経費として購入した物のGSTの還付請求ができることです。


例えば電気屋さん(NZでいえば、PB Techなど)で仕事用に使うUSBケーブルを購入した場合、15%のGST(=消費税)も支払います。

このGSTとして支払った金額を、決められた期限内に申告することで、還付される(手元にお金が戻ってくる)のです。


私はデザイナーという職業柄、毎年ソフトのサブスク代やガジェットをよく購入するので、少しでも還付されるのはとても助かります。




●GSTに登録する方法

GSTへの登録は、IRDの下記のページから可能です。



登録する際にはIRDナンバーと、BICコードが必要になります。


BICコードは自分の事業がどのような職種に分類されるか?ということを示すコードです。

Business Industry Classification Codeのサイトから検索できます。



結構細かく分類されているので、ご自身の提供するサービスに一番近いものを探してみてください。




●GSTを申告するタイミング

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ニュージーランドでは、GSTを申告する課税期間が【毎月・2カ月ごと・6ヶ月ごと】という選択肢があります。(全てオンラインでできます!)


私は2カ月ごとにしています。

税理士さんをつけているので、2カ月ごとに請求書や経費で購入したデータをまとめてお渡しし、IRDに申告してもらっています。


申告後、IRDから還付分の金額がビジネス用に登録している銀行口座へ自動で振り込まれます。


毎月ですと面倒くさいし、6ヶ月ごとは還付されるまでの期間が長すぎるので、今のところ2カ月でちょうど良いと感じています。


ただし、申告頻度についてはそれぞれ対象者が異なります。年間の売上高にもよりますので、下記のIRDのWebページを参考にしてください。




その他、ニュージーランドのGSTについては、business.govt.nz というサイトがとても分かりやすかったのでおすすめです。




●税理士さんにお任せするのも1つの手

ニュージーランドでフリーランスのデザイナー・個人事業主として事業を営んでいますが、税理士さんの存在は本当に大きいです。

何かあったらすぐ相談できるし、IRDへのGST申告やTax Return(日本でいう確定申告)もお任せしているので、自分は制作に集中できて非常に助かっています。


ニュージーランドで個人事業主、ビジネスをされている方、経理関係は税理士さんに依頼するというのも非常におすすめです!


私はニュージーランド在住、現地会計企業で働く日本人の税理士さんにお願いしています。


もしニュージーランドで日本語の話せる税理士さんを探している方は、お問い合わせからご連絡いただければ、ご紹介も可能です:)







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